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<赤>メルロー

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ボルドーワイン

ワインとは、主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料です。
単にワインと呼ばれる場合には、他の果汁を主原料とするものは含みません。
ワインは最も多くの地域で飲用されているアルコール飲料の一つです。

世界的に最も有名なワインの産地が、フランスの南西部に位置する都市ボルドーを中心とした地域で、そこで生産されたワインはボルドーワインと呼ばれます。
ワインに詳しくない方でも、ボルドーワインという言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

ボルドー地方では、ぶどうの栽培からワインの製造まで一貫しておこなっている生産者のことをシャトーと言います。
シャトーは格付けされており、ボルドー地方で多く見られます。
1級に格付けされているシャトーは5銘柄で、ボルドー5大シャトーと呼ばれています。

メルロー

ボルドーワインは、特に赤ワインが有名です。
メルローとは、ボルドーの赤ワインの原料となるぶどうの代表的な品種の一つです。
赤ワインの中心的な品種には、メルロー以外でも、カベルネ・ソーヴィニヨンや、カベルネ・フランなどがあります。

メルローは、カベルネ・ソーヴィニョンに比べ、色はやや朱色を帯びており、プルーンのように熟した果物の香りがすると言われています。
味は、カベルネ・ソーヴィニョンほど酸味やタンニンは強くはなく、芳醇(ほうじゅん)でまろやかな味わいがします。

ボルドー産赤ワインの原料となるぶどうは、ジロンド川左岸地区のメドックやグラーヴなどでは、カベルネ・ソーヴィニョン主体なのに対して、ドルドーニュ川右岸のサンテミリオンやポムロルではメルローが主体になっています。
これは、メルローが比較的重い石灰質の土壌を好むことによります。

世界でも有数のワイン生産量を誇るフランスでは、ボルドー以外の地域でも、多くのワインが生産されています。
アキテーヌのドルドーニュ県やロット=エ=ガロンヌ県では、メルローやカベルネ・ソーヴィニョンを使った、ボルドーワインと似たワインが作られています。
こちらでもフランスのワインについて紹介されています。
>>フランスワインとその産地のすべて|フランスワイン事典

一方、南部のラングドック=ルシヨンでは、1980年前後からヴァン・ド・ペイクラスのワインでメルローを使ったセパージュ・ワインが多く作られるようになり、中には、ボルドーのシャトーものに負けないくらい優れたものもあります。

フランス以外でのメルロー

ヨーロッパでの多くの国では、その土地で栽培してきたぶどうの品種でワインを製造することを基本としてきました。
しかし、近年では、ワイン生産量世界一を誇るイタリアでも、フランスを原産とする品種であるメルローを使った赤ワインが製造されるようになっています。

日本では、高温多湿な気候のため、カベルネ・ソーヴィニョンやピノ・ノワールといった品種を栽培するのが難しいです。
一方、メルローの栽培には日本の気候が合っているため、山梨県や長野県などではメルローを使った優れたワインが作られています。